現在直売所設営中です。
2つ前・1つ前の投稿で、「21日から」など細かくご案内をさせていただいておりますが、ご来店される方がみえます。
こちらをご覧いただいている方には繰り返しになりますが、直売所の開店も予約開始も21(木)9時からとなります。

しかし、梨の販売も21日から、とは限りません!
色づいたものでないと収穫できません。いつ色づくかは、天候しだいです。7月中は、実の収穫ができる木はもともと少ないです。ですので、7月中に梨を期待してご来店いただいても、販売していない日があるかもしれないことを、前もってご理解くださいませ。

さて。今日の新聞で、同じく天候などによる影響が出ている農作物がたくさんあるという記事が載っていましたので、紹介させてください。

温暖化などの気候変動により、品質低下や収穫減量といった影響が出ていると都道府県がとらえている農作物の中に、梨も含まれていました。
三重県も該当しております。

また、「気候変動による影響がある」と回答した46道府県が、影響を受けている農作物として挙げた中で、梨は3番目の多さです。(2番目のブドウも、我が園でも栽培しております。)

梨を始め農作物は、天候に左右されます。
温暖化によって、開花が早まったと思ったら、その後寒くなり授粉がうまくいかなかったり、日照りが少なければ実の生長が遅くなったり、甘みが薄くなったり。
せっかく順調に実っても、台風が来て落ちてしまえば、今までの努力が水の泡になります。
近年の、海水の上昇による豪雨や台風の頻発、早い梅雨明け、最高気温の更新などの異常気象は、みなさまも実感されていることだと思います。

計画的な栽培や収穫はできません。

「今までは買えてたのに、最近買いにくくなったな」というお声もいただきます。
梨へのご評価のおかげでお客様が増えている、というありがたい理由もありますが。
こういった気候変動による収穫減量を視野に入れ、ご予約数の上限を設定しているというのも理由の1つです。(それでも、例年のデータを踏まえて、需要が増える時期に予約数の調整はしております。)
今年は、まず8/30受け取り分までしかご予約を受けないというのも、あまりにも先日付のご予約を受けて、その通りに収穫できなかった場合のご迷惑を考えてのことです。
(代わりに、ご来店いただいた方1人でも多くの方にお買い上げいただけるように、その分当日販売が増えております。)

長年ご愛顧いただいているお客様は、昔と比べて買いにくさを感じられているかと思います。
しかし、天候は昔以上に予想がつきにくくなっております。
ご希望通りの日や、ご希望通りの数でご予約いただけない場合もありますが、以上のことをご理解いただけると幸いです。